第1章では、電気・ガスという生活インフラの固定費を見直しました。
第2章からは、多くの人にとって家計に占める割合が大きい「通信費」、つまりスマホ料金とネット回線の見直し方を見ていきます。
まずは、スマホ料金について「なんとなく高い気がする」という感覚の正体から整理していきましょう。
なお、通信費と並んで家計に負担感のある支出として、奨学金の返済を抱えている方も多いはずです。
返済と固定費見直しの両立については、こちらの記事で整理しています。
格安SIM・オンライン専用プランの具体的な会社名を比較したい方は、こちらの記事もあわせてご覧ください。
1. まずは自分のプランと使用実態を知る
通信費の見直しも、電気・ガスと同じく「現状把握」から始まります。
毎月の請求書やマイページを開き、次の項目を確認してみましょう。

- 契約している通信会社・プラン名
- 月額の基本料金と、実際に毎月支払っている合計金額
- 契約しているデータ通信量(GB)と、直近数ヶ月の実際の使用量
- 加入しているオプションサービス(保証・エンタメ系サブスクとのセットなど)
2. データ通信量、実は使っていない分を払っていないか
スマホ料金が「なんとなく高い」と感じる背景には、契約しているデータ容量と実際の使用量にギャップがあるケースが少なくありません。
自宅や職場でWi-Fiにつながっている時間が長い人ほど、大容量プランを持て余している可能性があります。

逆に、動画視聴や外出先での作業が多く、毎月ギリギリまでデータを使い切っている人は、容量を減らすと通信速度制限がかかりやすくなり、かえって不便になることもあります。
使用実態に合った容量を選ぶことが、料金と使い勝手のバランスを取る第一歩です。
目安として、動画視聴や音楽ストリーミングを日常的に行わず、SNS・メッセージアプリ中心の使い方であれば、月3〜7GB程度に収まることが多いといわれています。
一方、外出先での動画視聴やテザリング利用が多い場合は、20GB以上のプランが必要になることもあります。
直近3ヶ月の実績データ量を確認し、平均より大きく余裕のあるプランを契約している場合は、容量を1段階下げるだけで月々数百円〜1,000円程度安くなることがあります。
3. 「なんとなく高い」の正体は基本料金+オプションの積み上がり
スマホ料金の総額は、「基本料金」だけで決まっているわけではありません。
端末の分割払い、通話オプション、保証サービス、エンタメ系のセットサービスなど、複数の項目が積み重なって毎月の請求額になっています。
請求明細を項目ごとに分解してみると、「基本料金は思ったより安いのに、オプションの合計が意外と大きい」というケースがよくあります。
まずはどの項目がいくらを占めているのかを、一つずつ確認してみましょう。
4. 比較を始める前に確認しておきたいこと
現状が把握できたら、他社プランとの比較に進みたくなりますが、その前に確認しておきたいことがあります。
- 端末代金の分割払いが残っていないか(残っている場合、乗り換えると一括精算が必要になることがある)
- 契約期間の縛りや、解約に関する条件があるか
- 家族割やセット割など、今の契約でしか受けられない割引がないか
5. 料金プランは定期的に改定されている
通信会社の料金プランは、市場競争や新サービスの登場に合わせて、定期的に改定されています。
数年前に「比較した結果、今のプランが一番良かった」という結論を出した場合でも、その後に新しいプランが登場し、状況が変わっている可能性があります。

一度見直して終わりにするのではなく、契約から1〜2年ほど経ったタイミングで、改めて現状のプランが自分の使い方に合っているかを確認する習慣を持っておくと、変化に気づきやすくなります。
通信費の見直しは、電気・ガスと同様に「現状を正しく把握すること」がスタートラインです。
次の記事では、大手キャリアと格安SIMの違いについて、料金以外の観点も含めて整理していきます。


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